従来、巻き爪は学問として分類がされていませんでした。
ところが、巻き爪を矯正していく際に、様々なタイプの巻き爪に出会いました。
そこで、それらの中に、いくつかの異なったタイプが存在することが分かってきました。
それらのタイプの異なるものを分けていくことによって、いくつかの因子で、それぞれの因子ごとに分類しながら、全体像を作り上げてみました。
それらの因子を、次元という考え方で分けることによって、多次元での分類を行ってみました。
その結果、巻き爪には、その原因によって構造的に巻いているものと、時間とともに爪の下側が収縮するために巻いてくるものがあることが分かってきました。
更に、収縮が爪の横幅で全体的に起る場合と、一部で起る場合があることが分かってきました。
このようにして、巻き爪を分類することによって、その原因がはっきりしてきました。
また、原因がはっきり分かったことによって、その治療方法も、巻き爪のタイプによって最適なものを選択すべきであると考えるようになりました。
以下に、ツメフラ開発者が独自に考案した巻き爪の分類をご紹介します。
爪の正常の位置(爪床の位置)よりも
巻き方には、円弧のような巻き方と、角ばった屈曲するような曲がり方をする巻き爪があります。(屈曲と呼ぶ)
屈曲する巻き爪では
と分けられます。
円弧のように巻く巻き爪では、全体的にほとんど同じ曲率半径で巻くタイプと、部分的に左右に偏って曲率半径を小さくしながら巻く巻き爪があります。(彎曲(わんきょく)と呼ぶ)
そこで、 彎曲する巻き爪では、
巻き爪をよく見ていくと、初めから変形しているものと、徐々に変形してきたものがあることが分かってきました。
そして、これらの分類を組み合わせて巻き爪を考えていくと、
ということが分かります。